編集委員会からのお知らせ

論文募集:「博士論文からの解説論文」特集(論文投稿締切: 2021年4月16日(金) 17:00)

2021/02/24

日本ソフトウェア科学会編集委員会は,日進月歩のソフトウェア研究および技術について最新の状況を俯瞰し,広く読者に有益な情報を提供することを目的として,学会誌『コンピュータソフトウェア』の論文カテゴリとして「解説論文」を設けています.

いわゆる情報技術が広く世の中で使われるようになり,ソフトウェア研究のカバーする領域もますます広がっています.自身の研究領域にとどまらず,幅広い研究領域に対してアンテナを張り巡らせておくことは,ますます重要となってきています.

このような状況を鑑み,博士論文を執筆したばかりの(あるいはこれから執筆しようとする)研究者がサーベイした自身の研究領域についてまとめた解説論文の特集を企画しています.修士論文のためのサーベイに基づく解説論文や,経験豊かな研究者による解説論文も歓迎します.

最先端の研究に関する解説論文であることから速報性を重視し,迅速な査読を行います.

解説論文

本会の論文投稿規定において,解説論文とは次のように定義されています.

特定の領域を調査し考察を加えて,専門外の会員にも十分に理解でき,かつ当該領域に対する新しい視点を与える優れた技術的論説・解説を行うもの.

対象分野

コンピュータソフトウェアがカバーするすべての分野,例えば以下の技術や分野に関わるもの:

アルゴリズム,プログラミング言語と処理系,数値的・記号的計算,システムソフトウェア,高信頼ソフトウェア,データベース,データマイニング,人工知能,ロボティクス,人間−計算機インタラクション,コンピュータネットワーク

をはじめとするソフトウェア科学・工学の分野において,新しい視点を与える文献の解説.オリジナルの結果を含むかどうかは問いません.

解説論文賞

『コンピュータソフトウェア』に掲載された解説論文の中から解説論文賞受賞論文が選ばれ表彰されます.

スケジュール

アブストラクト締切: 2021年4月9日(金) 17:00
論文投稿締切: 2021年4月16日(金) 17:00
特集号刊行予定: 2021年11月号


査読プロセスの進行状況により掲載予定号に間に合わない場合があります.その場合でも特集論文として扱われ,随時掲載されます.

執筆要領

日本ソフトウェア科学会誌「コンピュータソフトウェア」の関連諸規定

http://www.jssst.or.jp/edit/detail/kitei.html

をご参照の上,まず論文投稿に先立って論文題目,著者,アブストラクトの情報を,下記アブストラクト投稿先へ投稿してください.その上で,投稿論文の PDF ファイルと「投稿メモ」を下記投稿先へ投稿してください.

  • 特集号に投稿された論文の査読基準は,一般投稿論文の査読基準と同じです.
  • 二重投稿にならないよう,十分ご注意下さい.(国際会議であっても,査読期間が重複する場合は二重投稿に該当します.)
  • 特集号への投稿に限り,日本ソフトウェア科学会の非会員による投稿も受け付けております.詳しくは上記より論文投稿規定をご覧ください.
  • レター論文による投稿も歓迎します.
  • レター論文は,査読者 1名による査読を行い,「照会後判定」は行わず, 一度の査読で採否を判定します.刷り上がりで 6ページ以下の速報性を重視した論文です.
  • レター論文を発展させたものは通常論文として投稿可能です.

特集号編集委員

五十嵐 悠紀,川端 英之,河野 健二,千葉 滋,中澤 仁,林 晋平

投稿先

  • アブストラクトアップロード先
    論文題目,著者,アブストラクトの情報を含むテキストファイルを以下のURLにアップロードしてください.
    http://bit.ly/jssst-survey-abstract
  • 論文原稿アップロード先
    投稿論文の PDF ファイルと「投稿メモ」を1つのzipファイル(またはtar.gz)にまとめて以下のURLにアップロードしてください.
    http://bit.ly/jssst-survey-body

問合せ先

河野 健二
kono[at]sslab.ics.keio.ac.jp
([at]は@で置き換えて下さい.)

これまでの解説論文掲載号

解説論文は,『コンピュータソフトウェア』に掲載されています.学会の刊行物ホームページ (https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jssst/-char/ja) で論文を見ることができますので,論文執筆の参考にして下さい.